秒を意識する
昨日は脈拍とテンポについて書きましたが、時計を見なくても1秒に1回を正確にカウントするのは、訓練をしないとなかなかできないものです。
ピアノの調律の世界もその一つ。
調律における割振りとは、ピアノの鍵盤を左から数えて37番のラを基準に49番目のラまでの1オクターブ(12音)の平均律(12音を等分する)を作るのですが…
37ラ~42レ (4度)→1秒に1回振動を作る
42レ~35ソ(5度)→5秒に3回振動を作る
ソ~ド(4度)、ド~ファ(5度)、4度、5度…
これを繰り返し、12平均律の出来上がり。
(実際には微調整が必要。
1秒に1回より若干速めだったり、5秒に3.5回だったり、ピアノの状態によりけり)
調律ができるようになるには、毎日毎日、毎時間と振動数を聞き、「秒」とも向き合い、正確な音を導き出さなくてはダメなんです。
しかし、正確な音が分かってもハンマー操作が上手く出来ないとそこに到達しないという…
長くなりそうなのでこの辺で…
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