このコラムは、音楽ジャンキーの思うところを綴っています。

大人の発表会

先週の日曜日に、大人の発表会がありました。
楽器を習っている大人が、年に一度ホールにて披露するのです。

ハーモニカ、大正琴、声楽、フルート、サックス、絃楽器、ドラム、エレクトーン、そしてピアノなどなど…

習い始めの方からベテランまで…
若い方からご高齢の方まで…

年に1回は私もここでピアノを弾かせてもらいます。

好きな曲を弾いていますが、自分の中で2つ決めていることがあります。
1つ目は、なるべく老若男女知っている曲
2つ目は、毎年ジャンルを変える
ということです。

今年は日本のうたをポップスでと決めて
[夏の思い出][ちいさい秋みつけた]
を弾きました。

年に1回しか顔を合わさない者同士でも
お元気でしたか?
練習頑張っていますか?
どうやったら緊張しないで演奏できるのでしょうね?
など、共通の目的があると話も弾むものです。

大人ですから子供と違い、緊張も相当なものだと思います。

舞台の上で手が震えるているのがわかったり、何度間違えても、時間を掛けても、やり遂げようとする姿を見ていると、もうウルウルしちゃいます。
そして大きな拍手を送ります。

今年特に印象に残った方1人目は、ハーモニカで[昴]を演奏した、おんとし80歳の男性。
2人目は、ピアノで[金婚式]を演奏したご高齢の男性です。

皆さん、何かしら楽器を習おうとしたキッカケがあり、自分でこの場に立とうと決めた方ばかりです。
本当に偉いです。

そして演奏を終えると、本当にホッとした顔をして客席に戻って、こう言われるのです。
「来年の曲何にしようかしら?」

ongaku-junkie

音楽ジャンキー

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